ノウハウ

一番の親孝行は、自分を幸せにする事

ノウハウ

自分もついには人の親となり、いつの間にか自らの親と同じ立場になりました。時が経つのは本当に早い。子供の成長を見る度に、自分の子供時代はどうだったのだろうかと、親の気持ちを考える事が多くなってきました。あの時の親と自分が同じ年齢になったなんて信じられません。

そして、親もその分歳を取り、改めて考えるとびっくりする年齢になったなと。そろそろ親孝行しておかないと手遅れになるという実感が沸々と湧いてきます。

我が子と自分をベースに置き換えてみて、子供にやってもらって嬉しいことってなんだろうと想像してみます。結論はあっけなくでました。

何かして貰おうとは思わない。子どもが健康で幸せに生きていればそれが一番嬉しい

それが真理だなと、心から思います。

親になって、親孝行を考える

「親になれば、親の気持ちが良くわかる」なんてよく聞く言葉ですが、実際その立場になって本当にその通りだと思います。恩返しなんてものを子供の立場で考えると、「経済的に豊かになって親を助けたい」とか「親を旅行に連れていきたい」等、子どもから親に対して何らかの「行為」を送るものを想定してしまいますが、親の立場からすれば、何かして貰おうという発想はこれっぽっちも出てきません。何故なら、親というものは、子供に「与えたい」ものだからです。今なら良くそれが分かります。何かして貰っても、うーんそういうつもりで「与えた」のではないんだよなぁ。「してあげたいから、そうしただけ」なんだと。そこでなにかを一生懸命返そうとしてくれても、何か違うと思ってしまうと思います。あくまで今の段階の親としての想像ではありますが。

親として一番嬉しい瞬間というのは、単純です。子供が喜んでいる姿。子供が楽しそうな姿。即ち、「子供が幸せそうにしている」のが一番親にとって嬉しい事であり、幸せな瞬間です。まだ、私の子供は保育園に通っている程の年齢ですが、それは今後も変わらないんじゃないかと直感的な確信があります。

親の幸せ=子供の幸せ

なのです。

大切な人が不幸=自分の不幸

子供というのは、自分ではないものの、ある種自分であるところがあります。半分は己として自分は捉えています。その子供に何か良からぬ事が起きれば、もうそれは己の不幸と同じです。そう考えると、子供としての自分を良くない状況においておくのは、親不幸の一種なのではないかと思うようになっています。だから、最近は「自分の為」というよりも「親の為」とも思って、自分の置かれている状況を少しでも改善しようと努力しています。自分の人生は、自分だけのものではないのです。自分の為に、親の為に自分を幸せにしないといけない。それは、親子の関係だけではない、友人やその他の人間関係を持つ人とも大小あれど、同じ因果にあるのではないでしょうか。

親孝行を考えて、自分を大切にする意味を再確認出来ました。

まとめ

親孝行ってなんだ。その答えは、まず子供である自分が幸せである姿を親に見せる事なんだと思います。自分を幸せにするというのは、自明の事柄であるようで難しく、自分だけの為に頑張れない人間にとっては大仕事です。でも、それが親含めて周りの人間の幸せに繋がっているとなれば、自分を不幸にするなど、放ってはおけない事態です。特に自分は、自分の為に頑張れないたちなので、このようなマインドセットを持つのは有用のようです。

自分を幸せにする。その上で何か行為として親に何かをしてあげれれば満点なのだと思います。まずは、自分を幸せにしてあげましょう。それが親孝行に繋がります。

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