MOFTスタンドは、PCの裏面に貼り付けて展開する事で、角度が付き、視認性向上やタイピングし易くなる製品です。あくまでPC用の製品です。私は、iPadでも文字入力といったキーボードによる操作をする機会が多いので、タブレットでも同じ様な製品がないか探していました。
MACを使っていると良く目にする「MOFTスタンド」。iPadでも使えるのではないかと、今回「iPad pro」 + 「Smart Keyboard Folio」で検証してみました。
MOFTスタンドの貼り付け方
まず、使い方ですが、簡単です。粘着式で、持っている端末の裏側に貼り付けるだけです。しかもMOFTスタンドは、何度も付けたり貼ったりする事が出来る様な仕様になっています。実際使ってみると、思ったより粘着力は強く、一度貼ったら故意に剥がす様な行動をしないと、剥がれない強度です。初めて剥がそうとした時は、「これ本当に剥がれるのか」と思う程でした。
MOFTスタンドとiPadのサイズ感
私が持っているのは、2021年モデルのiPad pro 11インチとSmart Keyboard Folioになります。実際貼ってみると、以下の様になります。
横幅は、ギリギリセーフのジャストサイズ。縦幅には若干の差異がありますが、短くてアンバランスよりかは、良いのではないかと思います。
角度をつけた時の使用感
MOFTスタンドは、三段階の角度で使用できます。(0度、15度、25度)
①0度
本体が薄いので貼り付けた状態でもいつも通りにベタ置きで使用できます。私のMacBook Pro13インチでは違和感なく使えています。(やはり、PCであればどの角度でも快適に使えます)
がしかし、iPadで使用する時は別です。iPad本体の重みが足りない為か安定しません。グラつきと、何かの上に乗っている違和感がありました。
②15度
以下が、15度の状態のiPadです。タイピングは、明らかに良くなりました。とても打ちやすい。高さも出て見易くもなりました。悪い点は、画面の角度がSmart Keyboard Folioでは深く出来ないので、手前に置くと見下ろす目線になってしまいます。奥目においてベストポジションになる感じです。
③25度
個人的に角度が付きすぎて打ちづらいです。Smart Keyboard Folioは、ボタンに深さがないので当てに行くのが難しいです。更に画面がほぼ直角に近くなるので、目線的なベストの位置におくと、ほぼ腕を伸ばした状態になります。これは快適ではない。
まとめ
私の個人的な結論としては、iPadにMOFTスタンドはナシです。タイピング自体は、15度の段階では快適になりましたが、その他の角度では逆に不便になります。iPadは、「Smart Keyboard Folio」を使ったPC的な使い方と「Apple Pencil」を使ったタブレットの使い方が出来るところに最大の価値があります。MOFTスタンドを装着すると前者の機能は向上しますが、後者の機能が低減してしまうので、総合的にはマイナスが大きいなという判断です。
勿論、本来のPCで付けた時の有用性は世間の評価の通り、素晴らしいものです。薄くて気にならず、色々な選択肢を与えてくれます。もう一つの相棒であるMacBook Proに貼り付けて今後も使っていこうと思います。
この記事が同じ様な悩みがある方の参考になれば幸いです。それではまた、次の記事でお会いしましょう!
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